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フランス招聘版ロミオとジュリエット 2012年10月27日マチネ

全く何の予備知識もない真っ白な状態で行った久しぶりの観劇でした。

キャストも全然わからない状態だったので、幕間にロビーで流れていたモニターのR&Jの映像を観てジュリエットが違うと気がついたのでした。
パンフで確認すると、代役の方でした。
でも何の違和感もなかったので、これまでにも何回も公演をしているのかな?

まず全体的な印象から。
歌は歌、ダンスはダンスと完全に分離しているんですね。
ダンサーが踊っている前を舞台を右に左に移動しながら歌っている姿はシンガーとバックダンサーみたいでした。
と思ったらパンフのキャスト表ではしっかりとシンガーとダンサーとなっていました。
シンガーのキャストが歌いながらお芝居をしているもう一方では、ダンサーのキャストが振り付けを一部シンクロしてダンスで表現していたり、キャピュレット家とモンターギュー家の争いをダンスで表現していたり。
ダンサーはアクロバットみたいなダンスをなんの特別なことでもなくさらっとしていてなんと贅沢。

そして死。
言葉を発することなくダンスだけで表現しているのですが、ひらひらと付かず離れず時には不気味に見える死。死神とはまた違うのかな?死のイメージなんでしょうか?
ロミオが不安を訴える歌の間もロミオにまとわりついてロミオの不安がよりリアルに感じられました。
でも一番驚いたのが、最後ロレンス神父からの”ジュリエットは亡くなっていないとロミオに知らせる手紙”を死が使いの手から奪って粉々にしてしまうところ。
暫し呆然としてしまいました。
手紙の筒をふっと吹いて白い粉がでてくるところ、言葉が浮き出て空中に飛び散ったように思えました。さらにびりびりにやぶいてしまう。
明らかな悪意と感じられたのですが、これを死がする理由ってなんなんでしょう?

この死が存在することによって悲劇のラブストーリーという面がかなり薄められているように感じられました。

キャストについて。
一番おぉーっと思ったのが大公のステファヌ・メトロ
1幕初めのソロでの存在感が半端ない。
好きかも〜存在感のあるおじさんwink
カテコでも最後にオープニングの曲を歌い客席を煽って、ミギ、ヒダリ、ミギ、ヒダリと観客の手の振り方まで、支配してましたhappy01
声を出して欲しかったようにみえたけれど、日本人にはなかなか難しいのよ…と心の中で思っていた私。
どのキャストもそれぞれ個性があるけれど、安心して聴けます。カテコでキャストがリレーのように歌った曲があったのだけれど、がたっとそこだけ弱くなるなどということはなくそれぞれ味わいがあってよかったです。

ストーリーについて。
消化不良でもひとつうまく理解が出来ていないです。
もちろんロミオとジュリエットの愛があるのだけれど、そこにポイントを置きすぎてないように思えました。なのできっとそうみえるのだろうと思っていたバカップルにはみえませんでした。
かといって争うことの愚かさにポイントを置いていたようにも感じなかったし、う〜ん…
ロミオとジュリエット両方とも現実の置かれた状態に不安や不満を感じていて、それを両親は理解してないというのは感じました。
でもキャピュレット夫人が娘のジュリエットに「私は結婚して泣き暮らしたのよ。女とはそういうものだからあなたもそうするのよ。」と結婚を勧めるって?
それで納得できるもんなんでしょうか?
もし日本版にこの場面があったら(観てないのでわかりませんが)「親の決めた人と結婚するのが長い目でみたらあなたの幸せだから、」という説得の仕方をするんだろうな。それもそれだけれどね。

大人たちのエゴや争いにロミオとジュリエットだけじゃなくティボルトやマーキューシオも犠牲になったということ?かな。
いろいろ?はありましたが新鮮な刺激をうけていろいろ思いを馳せた観劇でした。

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コメント

こんばんは。
R&Jの感想楽しみにしていましたがなかなか拝読する時間がなく、今日、やっと拝読できました。

「死」については私も上手く消化できていないですが、海外ミュージカル好きの友人の解釈も聞きつつ整理した限りでは、多分、女の嫉妬と悪意の塊みたいな存在なのではないか、と理解しています。見た目がたおやかな分、なお質が悪いと申しましょうか。

また、「争うことの愚かさ」は、日本版の方が強調されていたように思いました。キャピュレット夫人は涼風さんが演じていましたが、彼女がジュリエットに酷い我慢を強いるのは、自分の若い愛人の心を虜にしている女として嫉妬を燃やしているという事情がある上、「お前は不幸な結婚の結果、私が不義に走って生まれた子だ」という事実を突き付ける描写がなされていました。
お前だけ幸福な人生を送らせてたまるものか、と言わんばかりの涼風さんの情念全開の演技もあって、良きにつけ悪しきにつけかなり分かりやすい印象でした。今回の来日版のキャピュレット夫人には、こうした背景設定が皆無とは言いませんが薄く、シンプルに逞しい奥方だったと思います。

ただこれは決して日本版がベストというわけではなく、むしろ小池演出は衣装や時代設定などに勇気がありすぎてその分、品がイマイチ、という声も多かったりします。
それに、どうやらR&Jは、上演する国や再演ごとに演出や人物設定が、エリザどころでなく大胆に変化しているらしく、今回の来日版が必ずしもこれまでのベスト版であるとは言えない面もあるようです。

……でも。何だかんだで、色々思いを巡らせて楽しまれたようで、何よりでした(^_^)。

こんばんは!

なるほど死とはそういう存在だったのですね。
なんとなく死のイメージの具象化と思って観ていたので、ちょっかいを出した時に驚きました。そんな存在なら納得です。
ティボルトとマーキューシオの争いの時もナイフを渡したりしたのをみて「ん?」とはおもったのですが。

日本版はキャピュレット夫人にそんな設定があったのですね〜
涼風さんなら相当恐そうです。そんな設定がなかった分唐突に感じたのでしょうね。

色々整理と確かめたいことがあるのでもう一度観たいけれど日程の都合上そうもいきません。
ただ少し時間がたって思うのは、「なんだかよく分からないところもあるけれど、とにかくかっこいい舞台だったなぁ」ということです。
いいのでしょうか?こんなまとめで(笑)
とりあえずCDを入手して反芻してみます♪

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